看護師やめたい…そんなあなたへ 辛さを感じている看護師へブランクナースからのメッセージ
もう疲れた。
今日も寝れそうにない。
明日も仕事…やだな。
泣きたい。
もうやめたい、もうがんばれない。
看護師やめたい。
そんなあなたに贈る、お疲れさまのメッセージです。
休憩、しませんか?
最近、自分だけの時間、もちましたか?
キチンと『休憩』したのはいつですか?
看護師の仕事というのは心身ともに疲れる仕事です。たった数時間のパートナースのわたしでさえ、1日の終りは「つかれたー」と布団に倒れこみます。
ましてや「やめたい気持ち」が心を占領していては、きっと疲れも倍増。つらいですよね。
そのような状態で仕事を続けるのは、さぞ大変なことでしょう。家族や恋人に、八つ当たりとかしてしまうのでは?そんな自分に自己嫌悪し、自分を責める…ストレスがたまる…負の悪循環が出来上がってしまいます。
そんなときはやっぱり休憩がいちばん。意識的に立ち止まる時間を作りましょう。そして、できることなら自分にたくさんのご褒美を用意して!がんばっている自分を褒めてあげるんです。『自己の管理』も大切なあなたの仕事。そしてその仕事はあなた以外にできません。
ですから、やめたいやめたい言いながらも、患者さんにはやさしく接したあなたを、うーんと甘やかしてみましょう。
自分にゆとりが生まれたとき、周りにやさしくしようと思える、そして見えなかったなにかが見えてくるはずです。
どうしてわたしは辞めたいんだろう…
やめたい
やめたい
やめたい
どうして?
やめたい理由はなんでしょう?明確にしておかないと、仮に職場を変えても、同じような状況になりかねません。
・お給料が不満?
・人間関係に問題がある?
・体力的にムリ??
などなど。看護師をやめたい理由はきっとあるはず。では次に、どうあれば自分は快適に仕事ができるのか、まで考えてみてください。
・時給○○円以上なら安定する
・短時間の仕事なら嫌な人がいてもなんとかなるかも…
・とりあえず夜勤はやめたい
このように頭の中がクリアになれば、問題解決にむけて、一歩踏み出したことになるでしょう。自分を知る…これこそが!!未来を変えるヒントです!!
ちがう世界をのぞいてみよう
あなたがいる今のフィールドが、世界の全てではありません。
「でも、ちがう世界ってどうやってのぞくのよ。」
ですよね。知り合いに声をかけたところでたかが知れている。ほかの病院の見学に行くったって時間も手間もない。
そんなときは派遣会社です。派遣会社とは、いわゆる人材派遣を仕事としており、派遣スタッフに仕事を斡旋してくれる仲介役。つまり数多くの病院や施設を知っています。
「派遣会社かぁ…ガツガツしてて、登録したら連絡ウザいんだよね~。」
たしかに、ウザいですね(笑)派遣会社も必死なのがわかります。
でも!!全部の会社がそうではありません。控えめな会社もあれば、こちらから連絡しない限り応答なしのところもあります。
目を外にむけようと思ったとき、派遣会社を利用するメリットはいくつかあります。
・一度に大量の情報を得られる、比較できる。
・さまざまな現場で働く看護師の声が聞ける。
・いわゆる「第三者」に心ゆくまで相談できる。
・派遣会社が主催するイベントに参加できる。
・自分で動かなくていいから楽。
…など。
わたしも派遣会社を利用していたからこそ、いま希望のクリニックで働くことができています。
「近所のクリニックを逆指名して」「派遣会社の人に面接にまでついてきてもらって」「派遣会社の人に交渉までしてもらって」と、コーディネーターの人がいなかったら、今のようにはきっと働けていなかったと思います。
もちろん「ウザい連絡が来る」や、「担当者が合わない」「条件や考えを伝える必要がある」といったデメリットもあります。派遣会社を見る目を養わないといけませんので、そこはちょっと疲れますね。
ですが、今の時代、派遣会社も生き残りをかけて必死です。独自の情報を持っていたり、時給を上げたり、講習会を開いたりと、わたし達ナースにとって有益な存在になっています。ぜひ活用しましょう。
※『他の職場に興味があるだけ』という現状をしっかり伝えておかないと、ウザい勧誘がひっきりなしになることも…。注意です!
あなたのことを1番に考えて
ここまでいろいろと言ってきましたが、看護師の性格というものはやっかいで、自分のことより他人のことを考えてしまいます。それでうまく回っているうちはいいですが、自分に余裕が無くなったとき、それは狂いはじめます。
「なんだか最近感情のコントロールができない…」
それはココロと体の危険信号かもしれません。
「本当はこんな生活したくない!」とあなた自身が悲鳴をあげているのかも…。
自分の声に耳をかたむけてあげてください。
「いま自分はなにがしたいかな、どうしたいかな」と。
自分を大切にできて初めて、人の苦しさにも気付けると思います。あなたのためにも、まわりの人のためにも、まずは自分を「やさしく大切に」扱ってみてください。きっと穏やかな自分に出会えるはずです。
さいごに
『看護師やめたい』あなたへ。
看護師はすばらしい仕事です。やりがいがあります。生涯かけて成長できます。
環境に恵まれれば。
その職場、いつだってやめていいのです。でも、看護師を嫌いになるのはまだ早い。もったいない。そんなわたしだって、一度は看護師の仕事を離れて、また復帰したブランクナースです。
ひとりひとり違った、無限の選択肢があることを忘れないで下さい。そして、心からあなたを必要としている場所が必ずあります。
「やめたい」は、あなたと新しい『縁』をつなぐひとつのキーワードなのかもしれません。