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名古屋市の潜在看護力活用講習会とは!? 初日と2日目の研修内容はこんな感じだった!!

だんだんと蒸し暑くなり始めたある日の午前中、わたしは名古屋の新栄に降り立ちました。そうです、少し前に申し込んだ「潜在看護力活用用講習会」の初日だったのです。場所は、名古屋市立中央看護専門学校。学校の中にサポートセンターがあり、講義も学校の教室で行われます。

 

8年ものブランクを持ったすっとぼけナースは、校舎を前にドギマギしておりました。しかし受講料は無料だし、好奇心旺盛なわたしは、『フッフッフ、このわたしのブランクと復帰に対する不安、どうやって埋めてくれるかの!?』と不敵な笑みをうかべ、登校したのであります。

 

ちなみに、これを書いているのは、講習会2日目が終了した時点なんですが…

 

この講習会に興味を持っているナースがおりましたら、まず初めにお伝えしたいことがあります。

 

行かなきゃ損です。(声・大)

 

このたびの講習会、この内容でどこかで受けようと思ったら、1日1万円以上はするでしょう。それが無料で受けられるんです。

 

……え?めっちゃ厳しいんじゃないかって?学生時代にはもう戻りたくないって?

 

そうですよね、パンフレットや市の広報だけじゃ、実際の雰囲気って分からないものですよね。早速どんな感じであったか、お教えします。

 

ゆるい!なごやか!そこはまるでナースたちのサロン

サロンって、この意味で普段から使っている人はもうお年寄りしかいないかもしれませんが、ぴったり当てはまると思ったのです。

 

以下『サロン』意味

本来「客間」の意味のフランス語。特にフランスで 17~18世紀に流行した,教養ある上流婦人の客間で催された社交的集会。

 

まさしくこれ!教養あるナースの社交的集会です。場所が教室だったので、ムードには欠けますが、お茶を飲みながら(あ、ここは自前です)、雑談を交えながら楽しく学ぶ場。

 

ちなみに今回の受講者はわたしを含めて4人。思っていたよりずっと少なく、一瞬だいじょうぶかな?と思ったりもしましたが、なんの!それぞれの看護&人生ヒストリーが飛び出せば、ぎゅっと中身の濃いリアルな勉学タイムへと変わっていきました。

 

講習では、なにを、どうやって学ぶのか

講義中、基本的にわたしたちは席について、渡された資料を見ながら講師(教官)の話を聞きます。講師の方々はパワーポイントを使って講義を進めていきます。普通の教室で受講生と講師の方との距離は近く、『○○さんは褥そう見たことある?』『○○さんは何科にいた?』というように一方通行ではない講義が繰り広げられます。

 

初日はオリエンテーションに始まり、【看護の動向・最新の医療】、ランチタイムを挟んで【看護技術の講義】を学ぶことができました。動向の講義では、看護倫理や最新の法事情などを、分かりやすく。技術の講義では、最近使われている医療備品、感染マニュアルなどが学べます。

 

ちなみに、2日目は【薬剤の知識】、その後は【看護技術演習】でした。薬剤の講義では外部の先生がみえて、薬のからくりや添付文書の見方、ジェネリックの仕組みについてなどについて勉強することができます。

 

資料は白黒だったり会場が古い校舎だったりと、派手さは全くありませんが、与えられた予算のなかで、いかに復帰したいナースに寄り添えるか、といった教員の方々の愛と努力が感じられました。教員の方々もいろいろなセミナーなどを聞いて、講義に落とし込んでいるようでした。素晴らしいなぁ…

 

技術演習は模型をつかって

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2日目の技術演習は模型を相手に行っていきました。演習を始める前に、手順ビデオをみんなで鑑賞しました。なのでブランクがある方も、やったことがない方も、安心して臨むことができると思います。なにより、まわりの仲間も同じ不安を持っていることが分かったし、先生方も慣れていらっしゃいました。ちょっとやそっとのミスも!(決して怒られたりはしません。とても優しくしてくださいます)

 

お待ちかねのランチタイムは食堂で

食堂と言っても、三角巾まいたオバサンが日替わりランチ作っているわけではなく、だだっぴろいところにテーブルと椅子が所狭しと並んでるだけ。学生さんが、お弁当や菓子パンをワイワイガヤガヤ食べてるところにお邪魔します。

 

わたしは近くのお弁当屋さんで日替わり弁当を買って、受講者の皆さんといただきました。600円でおなかも心も満たしてくれる素敵なお弁当屋さんが徒歩1分にあります。おススメです。

 

研修の終わりは胸いっぱいの気分

潜在看護力活用講習会の初日はいろんな刺激を受けた日となりました。

 

いますぐ駆け出したいような、じっくり看護診断の本でも読みたいような、五感がビンビンに働き続けた1日でした。続いては病院での見学実習が待っています。慢性期の病院で、実際に患者さんに触れることは無いそうですが、病棟に足を踏み入れるのは久しぶりなのでワクワクします。

 

どうか、子どもたちよ…無事に保育園に登園してくれたまえよ…